救急箱をこれから作ろうとしている方、中身を見直したい方、ぜひ、こちらの「救急箱の中身20選!」をチェックリストとして活用してください。
救急用品、外用薬、内服薬の順にご紹介していきます。
救急用品
1、体温計
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発熱時の必需品である体温計ですが、日頃から検温をこまめにして健康チェックをするのもおすすめなのですが、そこで提案したいのが非接触体温計です。
おそらく多くの方は、脇に数分挟んで計測する電子体温計をお使いになっていると思いますが、非接触体温計なら体に触れることなく、しかも1~2秒で体温を計測できてしまいます。体温計をおでこに近づけると、非接触体温計がカラダから放射される赤外線の熱を感知し計測してくれからです。
これはとっても便利で、出社前の忙しい時間に身体が重く熱っぽいな?と感じたとき、数分のロスもなく、瞬時に体温を計測できます。また、赤ちゃんの熱を測るときなどでも大活躍してくれます。赤ちゃんを一分間じっとさせるのは一苦労で、正しく計測できなかったりエラーが出ることもしばしば。熱があるときにはなおさらです。そんな時でも、非接触体温計ならおでこに向けてボタンをひとつ押すだけで、瞬時に、正確に体温を計ることができてしまいます。
体温計の買い替えをお考えのかた、ぜひ、この機会にとっても便利な最新の体温計をご検討してみてくださいね。
2、ピンセット
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傷口にガラスや砂利などの異物が入ったとき取り除くのに使います。滅菌ガーゼで止血をする場合も、ピンセットを使えば衛生的です。使用前と使用後には熱湯消毒をするなどして清潔に保ち、できれば専用(医療用)のものを用意しましょう。
3、毛抜き
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トゲや虫の針が刺さったときに抜くために使用します。特に子供は好奇心が旺盛で、いろんなものを触ってトゲが刺さることも多いので、小さいお子さんのいるご家庭では、忘れずに常備し、ご両親が不在の時もすぐに使えるように、事前に救急箱に入っていることをしっかり伝えておきましょう。毛抜きの先端部分はアルコール除菌などをして清潔にしておくこも忘れずに。
4、絆創膏
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近年、傷口のケアに対する考え方が大きく変わりました。そのことで絆創膏も進化して、ニュータイプの絆創膏が人気をあつめています。一昔前は「傷はまず消毒し、乾燥させて、かさぶたを作り治してゆくという考え方(=ドライヒーリング)」が常識だったのですが、近年では自然治癒力に着目した「傷をしっかりと覆い、潤い(体液)を保ち、かさぶたを作らずにキレイに治す」モイストヒーリング(湿潤療法)が広く一般的になりつつあります。
傷口から出る体液には傷を早くきれいに治す力があり、この体液の力を最大限活かすには傷口を乾かさないこと(かさぶたをつくらない)がとっても大切ということなのですが、そこで最近人気があるのが、ハイドロコロイドという素材を使った絆創膏で、ハイドロコロイドを使った絆創膏には、傷口から出る体液を吸収・保持する機能があり、傷口を乾燥させず、貼るだけで自然治癒力を高め、傷を早く、痛みを和らげながら治し、さらには傷跡も残りにくいという、モイストヒーリング機能があります。
ハイドロコロイドを使用した絆創膏は「キズパワーパッド」がもっとも親しまれていておすすめですが、各社から多くの種類のものが発売されていますので、救急箱の見直しを考えている方は、ぜひこの機会に自分にあったものをみつけ、新しい治療法をとりいれてみてください。
☆小さいお子さんにはこちらのキャラクター絆創膏がオススメ!
5、滅菌ガーゼ
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ガーゼは止血するために一時的に使うことはありますが、最近は傷を治療するために使われることは減ってきています。ガーゼでの治療というのは、ガーゼを傷口にあて、傷からの血液や体液を吸い取り、乾燥させて、かさぶたを作り治すというもので、↑の「4、絆創膏」の中でも書きましたが、これはドライヒーリングという療法で、今では古い治療法とされいて、傷の治りも遅く、傷跡も残りやすい、理にかなっていないものとされています。
新しいモイストヒーリング(湿潤療法)では、傷を乾燥させず、湿潤(しつじゅん、しめっていること)状態を作ってあげることが大切だとされています。ですので、傷の治療のための道具として、ガーゼは一時的な止血用に常備する程度にして、湿潤状態がつくれる絆創膏を、大、中、小とサイズを揃えるなどして、しっかり常備することがおすすめです。ただし、絆創膏で覆えない大きな傷の場合は、すぐに病院へいきましょう。
6、包帯
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応急処置に使う包帯です。伸縮性の高いものや、はさみを使わずカットできるもの、重ねて巻くだけで包帯どうしがくっつき、巻きやすくなっているものなどがオススメです。ケガの大きさに合わせて、S.M.Lとそれぞれのサイズを用意したいところですが、救急箱のスペースは限られていますので、余裕があれば増やしていきましょう。
7、サージカルテープ
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サージカルテープとは、包帯などを固定するテープです。不織布テープ、紙テープ、布テープ、プラスチックフィルムテープと様々なタイプが発売されているのですが、適度な柔軟性と通気性、そして強度を併せ持っている、不織布テープが幅広く活用できる、一番汎用性の高いテープです
サージカルテープはしばしば肌トラブルを引き起こすことでも知られていますので、肌の弱い方や小さいお子さんのいる家庭では、粘着力は落ちるようですが、低刺激テープを選ぶことをおすすめします。「肌に優しい」とうたっている商品はたくさんあるので簡単にみつけることができます。
8、はさみ
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ガーゼや包帯を切るときに使います。普段使いとは別に、衛生面を考え清潔なものを一本救急箱に常備しましょう。