救急箱には木製、スチール製、プラスチック製と様々なのですが、ここでは軽くて持ち運びに便利、そして安い!という特徴がある、プラスチック製の救急箱の中からおすすめのものをご紹介します。
イモタニの救急箱 3種
イモタニ 収納上手な救急箱 AS-200
photo by amazon
こちらは生活雑貨などを手がけているイモタニから発売されている、低価格で人気のある救急箱です。
箱の内部は、大きく2つに別れており、奥のスペースは湿布などの大きなものを収納でき、手前のスペースは風邪薬や胃腸薬が収納できるスペースになっています。手前のスペースにはハサミや体温計を収納できる小物たてが付き、右半分には小物トレーを取り付けられ絆創膏や包帯をなどの小物をスッキリ収納できます。そして箱の底はワイド引き出しになっており、ここにもマスクや冷却シートなどを収納できる、、
というのがこの商品のウリ文句で、「収納上手な救急箱」という名前の通り、機能性が高くなっています。ですが、実際のところは盲点がありまして。まず、商品のウリ文句どおりキレイに収納するには写真に写っているものと、まったく同じ薬や救急用品を常備するか、それと似た形のものを揃えるしかありません。
人それぞれ、常備するものは変わって来ますし、家族形態によっても変わりますので、そんなパズルのようなことはやってられません。そのため、この機能性の高さのせいで、逆に融通のきかない箱になり、余計な仕切りや小物たてが邪魔に感じる人がけっこういるようです。
実際には仕切りや形は変えられませんが、緑のトレーは取り外せるため、取り外して使っている方も多いようです。この緑のトレーがあると、その下のスペースがとても狭くなり、風邪薬などが立てられないからです。箱の底のワイドな引き出しも、思いの外せまく、上手に使いこなせていない人が多いようです。
なぜ、せっかくの高い機能性が、こんなことになってしまうかというと、そもそもこちらの商品、箱自体が大きいものではないからです。多機能さは、余裕のある大きさではじめていきてきます。4人以上の家族の方が(もしかしたら3人でも)この多機能さを気に入って買っても、収納しずらいだけのものになってしまいます。
ですが、一人暮らしの方や、ご夫婦で暮らしている方には、写真のように無駄なくピッタリ収納とまではいかなくても、この多機能さは活かされると思います。
悪いことを随分とならべてしまいましたが、この商品は決して悪いものではありません。一人暮らしの方には間違いなくおすすめできます。これで1千円ちょっとは安すぎます。ただ、家族の人数が多い方は、安さに惹かれてご購入するまえに、もう一つ上のサイズのものもありますので、そちらも検討してみてください。
ひとつ上のサイズをご紹介するまえに、こちらを紹介します。
イモタニ 収納上手な救急箱+4点セット AS-300
こちらは↑で紹介したものに、救急用具4点とミラーがセットになったものです。バージョンアップで同じ値段なら間違いなくおすすめなのですが、これでおよそ千円アップします(記事作成時)。こうなると考えものです。まず、ミラーを含めた5点は、おそらく100均で手に入るレベルのものです。
だったら500円損なのでもったいないと考える事ができますが、このセットバージョンの本当の良さは、箱のフタの裏に新たな収納スペースができたことです。500円損だと言って100均で同じものを揃えて、セットがつかないノーマルタイプの方に収納するとなると、限られた収納スペースを消費しなければなりません。スペースに余裕があればいいですが、もともとそんなに大きな箱ではありませんので、このスペースの節約は大きいです。
そうなると、やっぱりセットバージョンのほうがいいかなと思ってくるのですが、セット内容をもう一度冷静に考えてみます。毛抜きは刺抜きに、ピンセットは傷口に入ったガラスや砂利を取り除くのにとても重宝しますが、他の3つは本当に必要でしょうが?
爪切り、ミラーはあるに越したことはありませんが、そこまで必要性を感じません。ハサミは包帯とかを切るのに役立ちますが、セットのハサミは鼻毛を着るようなハサミです。これならしっかりと普通のハサミを用意したほうが良いでしょう。
なので私にとっては毛抜きとピンセットとその分空く収納スペースに価値を感じますが、たったのそれだけのスペースならノーマルタイプを使っても作れる気がします。
いきなり結論ですが^^、爪切りやミラー、小さいハサミにも価値を感じる人や、お金をケチらない人はノーマルタイプよりこちらをおすすめします。
イモタニ 便利な救急箱 AS-2001
photo by amazon
イモタニ製の救急箱、最後はこちらの一回りサイズアップした「便利な救急箱」です。3人以上の家族の方で、上のAS-200やAS-300の機能性の高さに惹かれてご購入を考えている方は、上の2つでは小さく感じると思いますので、一回り大きくなったこちらをおすすめします。サイズアップしただけでなく、ボックス引き出しなどの工夫で、使い勝手もよくなっています。
蓋を開けると大型ボックス&トレー。
底部にはワイド引き出し
ビンの収納に便利なボックス引き出し
サイズアップと言っても、上の2つに比べて大きく、救急箱の中では大きい部類に入る、といった程度ですので、家族の人数が増えていけば、不便にも感じると思いますので、購入前にしっかり大きさを把握しておきましょう。
収納上手な救急箱 AS-200.300
横幅25.2cm×高さ19.8cm×奥行き20.2cm
便利な救急箱 AS-2001
横幅28.1cm×高さ24.2cm×奥行き19.7cm
イモタニの上の2つは人気があるのですが、こちらの「便利な救急箱」はあんまり売れていないようです。原因のひとつはデザインだと思います。上の2つのシンプルですがスタイリッシュなデザインのほうが、若干おもちゃっぽさ=安っぽさを感じるこちらのデザインよりうけたのだと思います。
あとは、AS-200の価格の安さと、間違った購入だと思います。安さは言うまでもありませんが、間違った購入というのは安いからということで、サイズをそこまで考えずに購入してしまっていることです。AS-200を購入した方が、もし試しに両方を使ってから決められたら、多くの人がこちらの「便利な救急箱」を選ぶと思います。
と言っても、デザインや価格も大事な判断材料です。当サイトでは、他にも様々な救急箱をご紹介しているので、ぜひ自分にあったものを探してみてください。
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